アセルカデ
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TNR活動
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猫と人のはなし
私たち人間と猫の関わりは、約9,500年前の遺跡から人間と共に埋葬された猫の骨が発見されたことから、古くから一緒に暮らしてきたことが分かります。
自然界で狩りをしていた猫は、人間が農耕を始め農作物を保管するようになると、それを狙うネズミを捕獲するために人間の生活圏に集まり、家畜化されるようになりました。
やがて人類の移動と共に、猫はネズミから船の積み荷や食料を守る為に、海を渡り世界中に旅立って行きました。
日本に仏教が伝来した1300年ほど前にも、猫は仏教の経典をネズミから守る為に役立ちました。
平安時代になると、貴族から貴重な愛玩動物として扱われていました。
人間の役に立つために連れて来られて、本来飼われていたものが放たれて、捨てられて。
現代では、猫がゴミを漁る、無責任なエサやりで猫が集まる、庭に排泄されて迷惑・・・等、増えすぎた猫を問題視するようにもなっていますが、
これらの問題の根源は、元はと言えば、人間のエゴや無責任から生じているとも言えるのではないでしょうか。
外で暮らす猫たちにとって、人間社会や環境は過酷です。
暑さ寒さ、病気などはもちろん。交通事故、心無い虐待…。
人間が主導して共生して来た歴史と関わりであるなら、その命に人間として心ある責任を果たすことが必要です。
私たちがやるべき事は、猫を邪魔者扱いする事ではなく、野良猫たちを不妊去勢して数を増やさない事。
また不妊去勢していない飼い猫を外に出して数を増やさない事です。
私たちは、人間社会の中で暮らす猫たちと共生する、より良い道を探す必要があります。
TNR活動について
動物との共存共生は地球環境を良くし、人間健康ともつながっています。動物の住む場所良くするのは人の役割です。
生き物に愛情を持って関わることは、心に癒しをもたらし、人間性の向上、また子供たちの情操教育にも良い影響をもたらします。
これからの世代を担う子供たちに、良い環境を残し、命への優しさと責任を引き継ぐために、私たちは次の様な活動を行なっています。
・TNR活動への正しい理解を広め、募金活動などの協力をする。
・地域、公共の場所での先行型TNR活動、並びに先行型TNR活動を広げる。
(話し合い等の間に頭数が増えてしまうので、先にTNRを実施)
・同じ地域で活動されている方たちのルールの話し合い。
(エサやり、人や犬の散歩の方への理解促進、ゴミ拾い)
・その地区の方が主体の、活動推進のお手伝い。
(個人の活動状況の確認、情報の収集と共有、協力して活動できる橋渡し)
・適正飼育の啓蒙活動や健康管理、キャットマッサージ講習など、猫と幸せに暮らすための交流会。
・ペット防災の知識や日ごろの準備、同行避難など、いざという時のための情報発信。
・迷子防止のためのペットタグ販売。
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TNRとは
T 捕獲器で捕まえ
N 不妊去勢手術をして
R 元の場所に戻すことです。
この猫は不妊手術済みですということが、他の人にもわかるように、麻酔中に耳先を少し切ります。
耳先カットされた猫は「さくら猫」と呼ばれ、命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」というしるしでもあります。
せっかく自由に生きているノラ猫を捕まえて、手術して耳まで切っちゃうなんて残酷な、という人もいます。
でももっと残酷な殺処分十数万頭という現実が猫たちには迫っているのです。
手間とお金を出してでも、猫たちに生きてほしいと思う人たちの心の現れである「さくら耳のさくらねこ」
この思いが世の中で見えるようになることで、実際に殺処分される猫が減っています。